こんにちは、かんすけ(@kansukesite)です。
- 純金積立をしている方の運用実績を知りたい
- 純金積立は本当に儲かるのか
- 純金積立と株式や投資信託のどちらがよいか迷っている
金は実物資産で無価値になりにくく、リスク分散として金を保有することは大切です。
しかし、利息や配当金はなく複利効果はありません。資産を増やすことが目的であれば、株式や投資信託の方が向いています。
金の特徴を知らずに純金積立を始めると「こんなはずじゃなかった」と後悔します。
私は、毎月10,250円(手数料250円含む)を3年6ヵ月間つみたて続け、2023年12月時点で評価額は537,678円で運用損益が+107,178円です。
そこでこの記事では、ファイナンシャルプランナー(AFP認定者)で投資歴6年で現在約1,800万円を運用、FP2級・日商簿記2級の資格を保有している私が2023年8月の純金積立の運用実績とこれまでの推移やメリット/デメリットについてご紹介します。
この記事を読むと、3年6ヵ月間の運用実績の推移やメリット/デメリットが理解でき、自分が純金積立を始めるべきかわかります。
- 2023年12月の運用実績は107,178円の含み益
- 資産の一部で金を保有するとリスク分散になる
- 複利が効かないため資産を増やすには向いていない
- 田中貴金属工業の純金積立を実施
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【純金積立】ブログで運用実績を公開(3年9ヵ月目・2024年3月)|儲かる?メリットデメリットを完全解説
純金積立の運用実績をブログで公開(2023年12月)
積立期間、毎月の積立額、2023年12月の実績は以下となります。
開始月 | 2020年7月~ |
期間 | 3年6ヵ月 |
積立額 | 10,250円/月 (手数料250円含む) |
投資金額 | 評価額 (前月比) | 運用損益 (前月比) | 損益率 (前月比) | |
2023年12月 | 430,500円 | 537,678円 (-11,234円) | +107,178円 (-21,484円) | +24.9% (-5.72%) |
2023年12月31日の評価額は537,678円(前月比:–11,234円)です。また、運用損益は+107,178円(前月比:–21,484円)と共に前月を下回りました。
11月を下回りましたが最近の社会情勢不安や円安の影響もあり、金価格は上昇傾向です。
純金積立の運用実績の推移(2020年7月~2023年12月)
2020年7月から2023年12月までの運用実績の推移をご紹介します。
2023年12月の運用実績と、運用損益が過去最低・過去最高となった月は以下の通りです。
年月 | 投資金額 | 評価額 | 運用損益 | 損益率 |
2021年10月 | 164,000円 | 157,104円 | -6,896円 (過去最低) | -4.20% |
2023年11月 | 420,250円 | 548,912円 | +128,662円 (過去最高) | +30.62% |
2023年12月 | 430,500円 | 537,678円 | +107,178円 (最新) | +24.90% |
次に純金積立を始めて3年6ヵ月間の推移となります。
年月 | 投資金額 | 評価額 | 運用損益 | 損益率 |
2020年7月 | 10,250円 | 10,117円 | -133円 | -1.30% |
2020年8月 | 20,500円 | 20,285円 | -215円 | -1.05% |
2020年9月 | 30,750円 | 30,392円 | -358円 | -1.16% |
2020年10月 | 41,000円 | 39,956円 | -1,044円 | -2.55% |
2020年11月 | 51,250円 | 47,896円 | -3,354円 | -6.54% |
2020年12月 | 61,500円 | 59,549円 | -1,951円 | -3.17% |
2021年1月 | 71,750円 | 65,672円 | -6,078円 | -8.47% |
2021年2月 | 82,000円 | 77,183円 | -4,817円 | -5.87% |
2021年3月 | 92,250円 | 87,245円 | -5,005円 | -5.43% |
2021年4月 | 102,500円 | 96,420円 | -6,080円 | -5.93% |
2021年5月 | 112,750円 | 108,270円 | -4,480円 | -3.97% |
2021年6月 | 123,000円 | 124,874円 | +1,874円 | +1.52% |
2021年7月 | 133,250円 | 129,470円 | -3,780円 | -2.84% |
2021年8月 | 143,500円 | 139,513円 | -3,987円 | -2.78% |
2021年9月 | 153,750円 | 149,967円 | -3,783円 | -2.46% |
2021年10月 | 164,000円 | 157,104円 | -6,896円 (過去最低) | -4.20% |
2021年11月 | 174,250円 | 179,696円 | +5,446円 | +3.13% |
2021年12月 | 184,500円 | 185,737円 | +1,237円 | +0.67% |
2022年1月 | 194,750円 | 196,919円 | +2,169円 | +1.11% |
2022年2月 | 205,000円 | 215,026円 | +10,026円 | +4.89% |
2022年3月 | 215,250円 | 244,125円 | +28,875円 | +13.41% |
2022年4月 | 225,500円 | 260,948円 | +35,448円 | +15.72% |
2022年5月 | 235,750円 | 261,504円 | +25,754円 | +10.92% |
2022年6月 | 246,000円 | 283,538円 | +37,538円 | +15.26% |
2022年7月 | 256,250円 | 281,569円 | +25,319円 | +9.88% |
2022年8月 | 266,500円 | 294,616円 | +28,116円 | +10.55% |
2022年9月 | 276,750円 | 307,323円 | +30,573円 | +11.05% |
2022年10月 | 287,000円 | 320,208円 | +33,208円 | +11.57% |
2022年11月 | 297,250円 | 331,963円 | +34,713円 | +11.68% |
2022年12月 | 307,500円 | 334,257円 | +26,757円 | +8.70% |
2023年1月 | 317,750円 | 356,538円 | +38,788円 | +12.21% |
2023年2月 | 328,000円 | 366,155円 | +38,155円 | +11.63% |
2023年3月 | 338,250円 | 397,265円 | +59,015円 | +17.45% |
2023年4月 | 348,500円 | 422,641円 | +74,141円 | +21.27% |
2023年5月 | 358,750円 | 436,050円 | +77,300円 | +21.55% |
2023年6月 | 369,000円 | 449,482円 | +80,482円 | +21.81% |
2023年7月 | 379,250円 | 466,034円 | +86,784円 | +22.88% |
2023年8月 | 389,500円 | 480,801円 | +91,301円 | +23.44% |
2023年9月 | 399,750円 | 479,655円 | +79,905円 | +19.99% |
2023年10月 | 410,000円 | 531,253円 | +121,253円 | +29.57% |
2023年11月 | 420,250円 | 548,912円 | +128,662円 (過去最高) | +30.62% |
2023年12月 | 430,500円 | 537,678円 | +107,178円 (最新) | +24.90% |
2023年12月31日時点で評価額は537,678円です。運用損益は+107,178円(前月比:-21,484円)と前月を下回りました。
2021年10月に運用損益が過去最低の-6,896円となる時期もありましたが、含み益は順調に増えています。
11月を下回りましたが最近の社会情勢不安や円安の影響で、金価格は上昇傾向です。
金価格の推移(過去1年間・過去20年間)
過去1年間の金価格の推移です。
最近の社会情勢不安や円安の影響もあり金価格は上昇傾向で2023年8月に初めて1グラム当たり10,000円を超えました。現在も高値水準を維持しています。
次に過去20年間の金価格の推移です。
2002年には1グラム当たり1,270円でしたが、2023年8月には1グラム当たり10,000円を超えて約8倍まで上昇しています。
ここ20年では金価格は上昇傾向が続いています。
私は、2020年7月から純金積立を3年6ヵ月続けており、1グラム当たりの平均取得単価は8,239円です。
現在の金価格は10,366円/gなので、約2,000円/gの利益が出ています。
純金積立のメリット
純金積立のメリットは以下の通りです。
- 価格変動の影響を少なくできる
- 実物資産で無価値となる可能性が低い
- 金の価値が上がれば利益がでる
価格変動の影響を少なくできる
毎月決まった金額を積み立てれば、金の価格が高い時は少なく、低い時は多く購入することが出来ます。
そのため、金の価格変動の影響を少なくすることができます。
定量で積み立てた場合は、金の価格により毎月の積立額が変動するため、注意が必要です。
実物資産で無価値となる可能性は少ない
株式の場合は企業が倒産すると価値はゼロとなりますが、金は実物資産で価値がゼロになる可能性は低いです。
また、経済が不安定になると金の価格は上昇する傾向があると言われています。
そのため、資産の一部を金として保有しておくことでリスクを減らすことができます。
なお、金の保有割合は資産の10%程度が理想と言われています。
私は金で儲けるというよりは、リスク分散のために純金積立をしています。
金の価値が上がれば利益がでる
投資信託や株式ほどではありませんが、金の価値が上がれば利益はでます。
私はリスク分散が主な目的のため、利益が出れば運が良かったという考えで純金積立をしています。
純金積立のデメリット
純金積立のデメリットは以下の通りです。
- 利息や配当金がなく複利効果がない
- 手数料や保管コストがかかる
- 金の価値が下がれば損失がでる
利息や配当金がなく複利効果がない
預貯金であれば利息を受け取ることができます。株式や投資信託であれば配当金を受け取り、再投資することで複利効果があります。
しかし、金は利息や配当金がなく複利効果もありません。
資産を増やすことが目的の場合は、金ではなく株式や投資信託を選ぶ方がよいと考えます。
私もメインは株式や投資信託に投資しています。
私はつみたてNISAを夫婦で毎月66,000円を5年4ヶ月積立ててきました。
2023年12月の時価評価額は5,930,341円で、運用損益は+1,748,341円です。
2020年2月に運用損益が過去最低の-194,340円となる時期もありました。しかし、2023年12月は過去最高の+1,748,341円と大きな含み益がでています。
手数料や保管コストがかかる
純金積立をする会社によって異なりますが、年会費/保管料/積立手数料等の手数料が必要となります。
手数料が高いと運用損益に影響するため注意が必要です。
金の価値が下がれば損失がでる
金の価値が下がると損失がでます。
ただし、私は金の埋蔵量には限りがあり長期的には価格は上がる可能性が高いと考えています。
私が考える純金積立をすべき人/すべきでない人
純金積立をすべき人/すべきでない人は以下と考えています。
- 純金積立をすべき人
- リスク分散で資産の一部として金を保有しておきたい人
- 純金積立をすべきでない人
- 資産を増やしたい人
私はリスク分散を目的として純金積立しています。資産を増やしたい場合は株式や投資信託の方が向いています。
純金積立の始め方
純金積立は始め方は以下の通りです。
- 純金積立をする会社を選ぶ
- 純金積立の口座を開設する
- 毎月の積立金額を設定する
- 毎月自動で積立される
純金積立をする会社によって手数料等が異なるため、自分にあった会社を選ぶことが大切です。
田中貴金属工業で純金積立
私は田中貴金属工業で純金積立をしています。
田中貴金属工業の純金積立の特徴は以下となります。(2022年2月9日時点)
積立単位 | 毎月3,000円以上1,000円単位 |
買付手数料(税込) | 3,000円~29,000円:2.5% 30,000円~49,000円:2% 50,000円以上:1.5% |
売却手数料(税込) | 0円 |
年会費(税込) | 1,100円 ※ネットサービス利用で0円 |
保管料(税込) | 0円 |
保管方法 | 特定保管 |
受取方法 | 現物引出可能 ジュエリーや工芸品等と等価交換も可能 |
私は保管方法が「特定保管」であること、「現物やジュエリー・工芸品等と等価交換が可能」であることから、田中貴金属工業を選びました。
保管方法には「消費寄託」と「特定保管」の2種類があります。
- 消費寄託
- ・購入した金の所有権が運営会社に移転される
・手数料が低い傾向がある
・運営会社が倒産した場合は金が戻ってこない可能性がある - 特定保管
- ・金の所有権は契約者が保有する
・手数料が高い傾向がある
・運営会社が倒産しても金は全て戻ってくる
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純金積立の運用実績のまとめ
今回は2023年12月の純金積立の運用実績とこれまでの推移をご紹介しました。
2023年12月31日時点で評価額は537,678円(前月比:–11,234円)です。また、運用損益も+107,178円(前月比:–21,484円)と共に前月を上回り過去最高でした。
投資金額 | 評価額 (前月比) | 運用損益 (前月比) | 損益率 (前月比) | |
2023年12月 | 430,500円 | 537,678円 (-11,234円) | +107,178円 (-21,484円) | +24.9% (-5.72%) |
また、純金積立を始めて3年6ヶ月間、運用損益の変動幅は-6,896円から+128,662円でした。
年月 | 投資金額 | 評価額 | 運用損益 | 損益率 |
2021年10月 | 164,000円 | 157,104円 | -6,896円 (過去最低) | -4.20% |
2023年11月 | 420,250円 | 548,912円 | +128,662円 (過去最高) | +30.62% |
2023年12月 | 430,500円 | 537,678円 | +107,178円 (最新) | +24.90% |
最近の社会情勢不安や円安の影響もあり、金価格は上昇傾向です。
純金積立のメリットは以下となります。
- 価格変動の影響を少なくできる
- 実物資産で無価値となる可能性が低い
- 金の価値が上がれば利益がでる
一方でデメリットは以下となります。
- 利息や配当金がなく複利効果がない
- 手数料や保管コストがかかる
- 金の価値が下がれば損失がでる
また、純金積立をすべき人/すべきでない人は以下と考えています。
- 純金積立をすべき人
- リスク分散で資産の一部として金を保有しておきたい人
- 純金積立をすべきでない人
- 資産を増やしたい人
純金積立は始め方は以下の通りです。
- 純金積立をする会社を選ぶ
- 純金積立の口座を開設する
- 毎月の積立金額を設定する
- 毎月自動で積立される
純金積立のメリット/デメリットを理解した上で純金積立を始めましょう。
これから純金積立を始める場合は純金積立用の口座開設が必要です。おすすめの「純金積立会社」については以下記事で解説しています。
また、私は1馬力35歳で2000万円の資産を貯めることができました。その「ロードマップ」や「利用したアイテムやサービス23個」については以下で解説しています。
つみたてNISAなどの純金積立以外の「全資産運用の実績」については以下記事に纏めています。